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チェルノブイリ原子力発電所事故

チェルノブイリに関する第2次報告書:INSAG-7

1992
オーストリア、ウィーン

INSAG-7によって特定された事故の主要な設計上の原因は、安全機能の重大な欠陥、特に制御棒の黒鉛先端による「ポジティブ・スクラム」効果でした。これは、反応度を抑えるために制御棒を炉心に挿入した際に、逆に初期反応度を上昇させるものでした。また、原子炉のボイド係数が過度に正であったことも問題でした。燃料冷却チャンネル内で蒸気によって発生したボイド(気泡)が中性子吸収を減少させるため反応度が増加し、さらなる蒸気発生とボイドを生むという再生プロセスが働きました。このような状況を避けるためには、運転員が原子炉の運転反応度余裕(ORM)の値を追跡する必要がありましたが、この値は運転員が容易に確認できるものではありませんでした。

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