レオナルド・ダ・ヴィンチ
聖アンナと聖母子
イタリア
フィレンツェでは、聖母子を描いた小さな祭壇画が伝統的に好まれていました。その多くは、フィリッポ・リッピ、ヴェロッキオ、そして多作で知られるデッラ・ロッビア一族の工房によって、テンペラ画や釉薬をかけたテラコッタで制作されました。『カーネーションの聖母』や『ブノワの聖母』といったレオナルドの初期の聖母像もこの伝統に従っていますが、特に後者では、聖母が画面に対して斜めに配置され、幼子イエスが反対側の角度に配されるなど、独自の逸脱が見られます。この構図のテーマは、後の『聖アンナと聖母子』といったレオナルドの作品にも現れることになります。
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