アッシリア
ティグラト・ピレセル3世
アッシリア(現在のニーナワー県、イラク)
アダド・ニラリ3世の治世後、アッシリアは不安定と衰退の時代に入り、紀元前8世紀半ばまでには属国や貢納国の領土の大部分に対する支配力を失ったが、ティグラト・ピレセル3世(紀元前745〜727年)の治世に回復した。彼は世界初の常備軍を創設し、アッシリアとその広大な帝国の共通語として帝国アラム語を導入し、帝国を抜本的に再編した。ティグラト・ピレセル3世は東地中海まで征服し、キプロスのギリシャ人、フェニキア、ユダ、ペリシテ、サマリア、そしてアラム全域をアッシリアの支配下に置いた。バビロニアを属国として保持するだけでは満足せず、その王を廃位し、自らバビロンの王として戴冠した。 ティグラト・ピレセル3世による帝国、経済、政治、軍事、行政の改革は、後のペルシア、ギリシャ、ローマ、カルタゴ、ビザンツ、アラブ、トルコといった帝国の青写真となった。
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